八ヶ岳その3
登山道に復帰したところで、
阿弥陀岳山頂まであと標高差500mくらい。よーしがんばるどー
日が当たるところは暖かいけど、日陰のところは霜柱が沢山。
ざくざく踏みしだきながら登ります。
さらに標高が上ると、岩いわ地帯へ突入。
ごろごろした岩の上を、苦心しながら登る。
稜線の最後はかなり急。開けてるので、風が抜けていって、寒い!
でも日が当たる頭は暑い!難儀やなー。
あー、あともうちょっとなんだけど、踏ん張りがきかない。
そんなときはおやつです!
山に登るときは、普段食べられないものが
思うぞんぶん食べられて大変幸せです。黒糖カステラ。
岩の上にはコケモモ。
食べ終わって、元気が出たところで、また登る。
結構急で、鎖やロープが沢山。
ここで転げたら、おむすびころりんのように一気に麓まで
転がり落ちそうである。
降り出しに戻る訳にはいかないので慎重に登る。
やーやー!てっぺんに着いたどー!
と思ったら、山頂手前の岩稜だった。摩利支天という名前だそうです。
ここに来るまで、すれ違った人はたったひとり。
写真に写っている人は赤岳から来たそうです。
御小屋尾根、本当に人気ないな。
摩利支天にはでこぼことした岩のでっぱりが2つある。
登らなくてもいいんだけど、せっかくなので登ってみた。
おう!くっしーは錆びた剣を発見した!
これは村の鍛冶屋に持って帰ると、摩利支天の剣とかになる奴ですか。
岩のてっぺんから、来た道を振り返る。ほー、絶景。
もちろん、次の岩のでっぱりにも登った。あーいい天気!
富士山も見えた。
阿弥陀岳の本当の山頂の向こうに、主峰の赤岳が見える。
今晩泊まる予定の、赤岳天望荘も見た!
あー、ここまで送迎バス出してくれないかな。
よーし、ここが本当の、阿弥陀岳山頂です!とうちゃーく。
土があって、草も生えてるし、なかなかくつろぎやすそうな山頂。
至るところに石仏や、講の御札が。仏像と、赤岳。
阿弥陀岳は山岳仏教の聖地でもあるのです。
この日は本当に良く晴れてて、
北アルプスも、南アルプスも、秩父も、全部見えてました。
どこがどこやらわからないので、そばにいる人に聞くと、
皆さん懇切丁寧に教えてくれるのだった。
いやー、晴れてよかった。今回は、列車やバス、山小屋、ペットシッターさんとか、
予約が必要なもの満載だったので、天候が崩れるとキャンセルが大変なとこだった。
よーし、ご飯食べるぞー!
相変わらずいつものパスタです。バーナーの着火装置が壊れたので
マグネシウムのファイアースターター。
ちなみに普通のライターは山の上だとつかなくなる。
マッチはガスってるとあっという間にしけってつかなくなる。
くるくるパスタも茹で時間が長くなる。
ぜんぶ気圧のせい。高山病に超なりやすい体質なので、
すでにこの時点で、頭痛がして、ちょっと気持ちが悪い。
朝にダイアモックス飲んだんだけどなー。
2,800m程度なんで、そこまでではないけど、
2,500mを越えるとつらい時はつらい。
よーし、マヨトッピングして、梅パスタスペシャルの完成ー。
卵スープといただきました。(んで満腹すぎて少し吐きそうになった)
食べ終わったところで、今日のメインディッシュ、赤岳に向かいます。
つづく!
- 2014.11.02 Sunday
- 山へ行く